第7回全体会のアンケートで記載いただいたご質問について
アンケートでご質問いただいた方、ありがとうございました。匿名のため、こちらに記載させてください。
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ASDなど社会性に課題がある児童に対して、「人とやりとりする事の楽しみ」を経験してもらう事は、一つアプローチとしてあると思うのですが、オンラインの場合セラピストがその児童に触れる事ができない事やセラピストが画面越しから動けない事で「人への期待や注意」を育てにくいと感じる事はありますでしょうか?
もし、埜藤先生の中でオンラインに向いているセラピーの対象などがありましたら教えて頂きたいです。
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ASDのお子さんについても、構音訓練はオンラインで行なっていますが、コミュニケーション面については地域の方(心理の方や保育士の方)に見ていただいています。ただ、お子さんのキャラクターやその日の様子に合わせて、なるべく本人が馴染みやすいやり取りというのはあると思うので、オンラインであってもお子さんごとに画面の使い方が異なります。
パペットを使ったり、画面の遠近を活用して遊んだり、アバターに変身したり、スタンプを送ったりします。
絵カードを見せる方が良いお子さんもいれば、画面共有でイラストを提示した方が良いお子さんもいたり、教材の選び方や課題提示の工夫をしていますが、ツールは違えど考え方は対面の場合とあまり変わらないかもしれません。
「人への期待や注意を育てにくいと感じる事」については、対面とは違う工夫の仕方が必要かもしれないとは思います。ただ逆に、対面で座って相手の手が伸びできて何かされるかもしれない、、、みたいなことはないので、特に初回に、「恐怖心」でSTが始まる頃には泣き疲れている(親も連れてくるまでにへとへとになっている)ことや、何をされるか心配でほとんどパニックになっている、という様子に出くわすことは、オンラインだとあまりないので、自宅で受けられる安心感が良い面に作用する部分もあるのかなと思います。
お子さんの場合は、画面の向こうには、基本的には保護者や保健師の方などがいらっしゃるので、「この丸つけたらママとハイタッチね!」とか、「五番の課題が終わったら保健師さんにシールもらおう!」のような感じで、私とは難しくても画面の向こうでできることを具体的に提案することで少し補える部分もあるかと思います。
「オンラインに向いているセラピーの対象」は障害名という意味でよろしかったでしょうか。
私自身はほとんど機能性構音障害と口蓋裂の構音障害のお子さんが中心で、海外在住などで他に療育の利用が難しい時にだけ発達のフォローも少し行なっている程度なので、高次脳機能障害やディサースリアなど、色々な方を対象とされている先生に伺った方が良いお答えがいただけるかと思います。

埜藤先生、ご質問に答えて頂きありがとうございました。 オンラインであっても工夫次第で考え方の大きな違いはない事、またオンラインだから得られる安心感のお話、とても参考になりました。 「オンラインセラピーに向いている対象」についてのご回答も含めまして、埜藤先生のお答えを受け、オンラインセラピーの可能性の大きさを凄く感じました。 これからもオンラインセラピーを必要とされている方々に専門的な技術が届いて欲しいと思います。 お忙しい中、ご質問にお答えして頂きありがとうございました。